「 USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を読んだ。

「 USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を読んだ。昨日ぜんぜん眠れなかったので夜中に一気に読み終えた。

USJの数々の施策の生み出し方を紹介する内容だけど、主に宿の運営の参考になった。USJと宿とで全然違うけど、「遊園地に行くこと」と「旅行すること」で、「訪問型のエンタメ」のくくりで当てはまる部分があると思ったし、関西の施設なので「東京首都圏の人が関西に来るには新幹線往復3万円の川が流れている、その川を越えられるか?」という観点も同じで自分のこととしてあてはめやすかった。

そして当たり前といえば当たり前だけど、年間スケジュールをかなり先まで考えてるんだなと思った。「●月は来客が落ち込むから施策を打つ」みたいな。
人はどういうタイミングで旅行だったり遊園地に行こうと思うのか。改めてじっくり考えてみようと思う。宿に泊まるために京都に来るのではなくて、京都を楽しみたいから宿を取るんだと思うけど、施設として「京都ブランドの見せ方」をまだまだ演出できていないなと思う。

あと、デザインの世界だとターゲットユーザーは考えるけどマーケットの規模の統計的なところはそこまで追わなかったりするので、純粋にこう考えるといいのか!と勉強になった。売上目標から逆算してマーケットやターゲットを決めていくような考え方もデザインにはないので面白かった。(し、結構好きな分野だ…!)

筆者のアイデアの出し方と、私自身のスタイルも似ているので、もう一冊この筆者の本を読んでみようと思う。


最近、「結局のところインプットの量が圧倒的に大事だよな〜」と実感することが多いので、もっと広いジャンルのものを読んでみたいけど探すのが難しい。amazonの「読書履歴に基づくおすすめ」とか見てもマーケティングとか思考法とかそういう系の本ばかりになってしまう。新書とかがいいのかもしれない。