日曜夜のコーヒーと本

週末の夜にだけオープンするコーヒー屋。きょうはコーヒー酒があるというのでそれを飲んでいた。茶色い液体がとろりとしていて、口当たりに甘い。いくらでも飲めてしまいそうな危うさ。これはいいな、また飲みたいな。コーヒー屋さんなのにコーヒーを頼まないまま出てきちゃった。夜眠れなくなりそうなんだもの。次は序盤に頼むことにしよう。

このコーヒー屋というのは、同僚がやっている。趣味なのかなんなのかはよくわかってない。週末の夜にだけお店を開けている。個人のお店としてはすこし広い店内の、微妙にあいた距離の中ぼーっと本を読んでいた。会話をするべきなのかというじりじりとした緊張感。読んだのは穂村弘の「世界音痴」。さいきんなくなっていた書きたい気持ちがすこしだけ潤った気がする。出してばかりでもダメだね。バランスが大事なんだな。

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)