料理と科学
暖かくなってきたので、6時半に起きて大原に行ってきました。自転車で30分ほど山を進めばちょっとした里に行けるのも京都の好きなところ。今日のお目当ては里の駅大原の朝市です。
鯖寿司やらカレーを買ってぼーっとしてたらたまたま知り合いに会ったので、おすすめの野菜農家さんを教えてもらいました。季節のものが食べたかったので菜の花が買えてハッピー。大原の山歩きや、ガイドマップ作りなんてのにも誘われたので、今年は大原に行くことが増えそう。
今日は「だし」とそのレシピの本を読んでいました。昆布とかつお節と煮干しのだしの特徴について詳しく載っています。
わたしにとってのだしとは、職人技的なものというか、おばあちゃんの知恵というか…。かなり得体の知れないものだった。けど本を読んでいると考え方が思いがけず科学的でびっくり。「料理は科学だ」というのをうっすら感じていたのだけれど、それを裏付けるもので面白かった。なぜだかわからないけど、昔から感覚的なものより科学的なものに魅かれるんですよね。
昆布
- 素朴で、上品な味わい。
- 肉や魚は強すぎるので、こんぶの上品な良さが生かせない。
- 豆類、いも類、かぼちゃなどのでんぷん質の野菜、豆腐などと相性がいい。
かつお節
煮干し
- 力強くて、骨太でしっかりした味わい。
- 具沢山の味噌汁に適している。
- 豚肉や切り干し大根などの、食材自体がしっかりしていて個性のある素材と相性がいい。
だしの取り方自体は、本を見ながらではないとまだまだわからないんですが…。けど、なにごともまずは本質や原則を知ることが大事だなあ、というのを最近深く感じます。
日記ってこんな感じでいいのかしらね。まあいいか。
おいしいね。まずはおだしで。 昆布、かつお節、煮干し、素材、乾物でだしをとる。
- 作者: 後藤加寿子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: 大型本
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誰かの味方でありたい
teraimaki.hatenablog.com
今日は、この記事がおもしろかったです。筆者の方も素敵なのだけれど、ご家族の方がすごく素敵だなと思った。
なんというか、心から信頼し合っているかのような感じ。何があっても絶対に味方してくれる人が家族にいるっていうのは何よりも心強い。いつか家族ができることがあるのなら、こんなふうに励ましたり元気付けてあげたいな。
何があっても、味方であり続ける。そういう関係性を築けるようになりたい。
別府に行って温泉三昧・おいしいもの三昧してきました
もう、かれこれ2ヶ月も前なのですが、はじめて別府に行ってきました。
それはもう、ほんとにいいところばかりですっごく楽しかった!
「里山に生きる「圡樂」の食と暮らし」を読んだ
窯元である「圡樂」での暮らしをちょっと覗いてみるかのような本。畑から野菜を取って、それを料理にする。四季のエピソードと食材を使ったレシピが掲載されています。最初に本をペラペラとめくったときは「普通のレシピ本なのかな」と思ったけど、エピソードを読んだ後にレシピを見ると説得力がある。
季節ごとに食材のおいしさが違って、それを最大限生かすには自然とこうなった、というものがたくさん載っている。「暮らしていくこと」ってこういうことなのかも。普段わたしはネットで見たレシピをつくるためにスーパーに行って食材を買う。それぞれの行為は切り離されていたけれど、ほんとうはひとつなぎなのかもしれない。
- 作者: 福森雅武
- 出版社/メーカー: 家の光協会
- 発売日: 2016/01/26
- メディア: 単行本
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「彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?」を読んだ
日本語のタイトルをどこかでチラッと見かけて、なんだか惹かれるものがあったので読んでみました。なんだか気になっちゃうことばの組み合わせです。読んだ後に英語のほうの意味もわかりました。なんてせくしーなタイトルなんでしょう。
いまよりかなり未来の話。SF小説です。人間を人間たらしめるのは何か? という話題について、主人公のハギリ先生に訪れるアレコレを通じてずーっと想像していました。シュチュエーションの面白さというよりかは、言葉選びや、登場人物の言動の推理を楽む感じ。
さいきんは実用書みたいなものばかり読んでたので、ひさしぶりの小説でした。実用書は、筆者の言葉をフンフンと全て聞き入れるのに対し、小説は、情景を思い浮かべながら「さっきの行動の意味は…」「もしかして最初に出てきたあれは…」などと考えて大忙しです。なれない運動をしたら、ふだんつかわない部分が筋肉痛!みたいなね。シリーズ二作目の「魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?」を楽しみにしつつも、小説は一旦休憩…。
彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)
- 作者: 森博嗣,引地渉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: 文庫
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