町家改修のお手伝いをしたよ
古い町家を改修して、宿泊施設にするプロジェクトのお手伝いに行ってきました。正確には、家の改修みたいなのに興味があったから、その体験をさせてもらいに行った、くらいが正しいですね。
ただ単に新しいものを足して綺麗にするんじゃなくて、今あるものに寄り添いながら磨きあげていく姿勢がすごく良かった。
長い年月をかけて生み出された「味」を生かした設計にしたり、「スイッチカバー」とか「釘隠し」みたいな、本当に細かい設備にこだわっていたり。
それから、扉の取っ手の細工とか、建具のガラスの装飾とか、ほんの些細な部分に昔の職人さんのいい仕事が発見できて感動した。
100年近く前の「良い仕事」を、その価値がわかっている人が生まれ変わらせている。まだできあがっていないのに、これは絶対に素敵な空間になる…っていうのが感じられました。いまの時点ですでに素敵!
プロジェクトのご本人もとても素敵な人。ちょっとしたことも「えーすごい!」みたいなスタンスで聞いてくれるんです。なんでも気持ち良く聞いてくれる人には、自然といい話が集まってくるような、そんな気がする。ご本人は「ありがたいことになんとかうまくいっている」みたいに言っていたけれど、それを引き寄せているのは紛れもなく本人なんだろうなあ。こういうふうになりたいですね。
家の改修みたいなのは前からなんとなく興味がありました。それでDesign Week Kyotoの出展者パーティに行ったらたまたま町家の改修してる人に出会ったんだけど、初対面にも関わらずわたしが「楽しそう!やってみたい!」と言うと、トントン拍子に事が進んで今日という良い一日が過ごせました。さいきん「こういうのやってみたいなあ」って思っていると現実になることが増えて、すごく楽しいなあ。