窯元である「圡樂」での暮らしをちょっと覗いてみるかのような本。畑から野菜を取って、それを料理にする。四季のエピソードと食材を使ったレシピが掲載されています。最初に本をペラペラとめくったときは「普通のレシピ本なのかな」と思ったけど、エピソードを読んだ後にレシピを見ると説得力がある。
季節ごとに食材のおいしさが違って、それを最大限生かすには自然とこうなった、というものがたくさん載っている。「暮らしていくこと」ってこういうことなのかも。普段わたしはネットで見たレシピをつくるためにスーパーに行って食材を買う。それぞれの行為は切り離されていたけれど、ほんとうはひとつなぎなのかもしれない。
- 作者: 福森雅武
- 出版社/メーカー: 家の光協会
- 発売日: 2016/01/26
- メディア: 単行本
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