BRIAN ENO AMBIENT KYOTOに行った

ミュージシャン・アーティストであるブライアン・イーノの個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」に行ってきた。京都の歴史的建造物をまるまる一棟使った、音や光を用いたインスタレーション

好きだったのが「The Ship」という作品。部屋に入った瞬間は真っ暗で、うっすらとした明かりを頼りに椅子に寝そべる。ぼーっとしながらも、会場に流れるあらゆる音を注意深く聞く。音楽なのか効果音なのか音声なのか。境界があいまいな音を聞くうちに無心になる。そしてだんだんと心地良くなる……。
音を聞くのに集中していると、目が慣れてきて設備のスピーカーなどが浮かび上がってくるのもおもしろかった。

会場となる京都中央信用金庫 旧厚生センターは、1930年に建築されたもの。シンプルでありつつも、楕円形や、四角と半円が組み合わさった図形の窓がかわいい。入り口から階段、それからトイレまで世界観が統一されていて没入感があった。京都駅からも近く行きやすいのもポイント。

ambientkyoto.com