大好きなwebメディアOURSが団地で写真ツアーをするという。しかもレクチャーしてくれるのはこれまた大好きな写真家の平野愛さん。わたしが団地好きになったきっかけは、平野愛さんが撮る団地への引っ越し写真のシリーズだった。これは行くしかない。
南港ベイエリアで行われた団地ツアーは終始なごやかなムード。やわらかい天気と平野さんの明るい人柄とで、ずっと優しい時間が流れていた。テクニックというよりかは、写真を撮る楽しみ方を教えてもらったような気がするな。
秋冬の晴れた14時くらいの光が大好きだ。なんでもないふつうの床を撮ってもふんわりとした空気感が漂う。この光の感じ、今年に入って家で仕事してたら気がついたんだけどもっと早く知りたかったな…。
原田祐馬さんデザインの外壁の塗装とピンクのニュートラム。葉っぱのない木とのコントラストもきれい。
うーん、やっぱり床の反射が最高だ…。昭和の産物としての団地ではなくて、ここにちゃんと暮らしがある、っていうのにぐっとくる。
さいごは集会所でお話して、おしまい。写真を撮るのが好きになる一日だった。半日歩いてみてわかったけど、わたしが撮るものは建物とか構造物ばかりだった。平野さんは人とかシュチュエーションをよく考えてらっしゃって、これがあのストーリーのある写真に繋がるんだな、と思った。人を撮るのむずかしいけど、ためしてみたいな。
帰りはニュートラム。なぜだか哀愁漂うピンクのカラーリングがかわいい。こないだ決まった大阪万博2025でまた夢を見るのかな。
友人の結婚パーティのため梅田へと向かう。そわそわとしたグランフロントへの連絡通路から見える夕暮れのスカイビルが美しかった。