富士の元日

朝の新幹線に乗って東京に向かう。ふだん出張で使うのはスーツのおじさんばかりなのに、子供の声ががやがやとしている。富士が見えると、みんなして写真を撮り始める。わたしも同じように撮る。二〇一八年年、元旦の富士。おめでたいね。おめでとうございます。

結婚したものですから、正月は夫の実家のある東京で過ごすことになるらしい。三十人くらい、親戚で集まるところにわたしも加わった。お正月にちょっとこぎれいなレストランに行くと、家族でたくさん集まっていることがあるでしょう。まさにあの感じなのです。親戚家族と話すの、なんだか新鮮だな。子どもたちとトランプで遊んだ。そうか、わたしはあの子たちの叔母なんだな。

きょうは、そうだね。りんごとテールスープがおいしかった。