26歳になった

さて、今日で26歳です。毎年自分の誕生日にブログを書くようにしているので今年も書きます。昔書いた日記を読んでみると、その時考えていたことが手に取るようにわかって楽しい。昔と変わらないようでいて、全然違っていたりする。数年前の自分の感性がずいぶんと幼く感じたりする。いまは、ずいぶんと大人になったなあなんて思っているけど、10年後なんかに見ると幼稚すぎてびっくりするのでしょう。良い歳の取り方ができるといいな。

25歳はどうだったか

25歳を振り返ってみると、それなりに大変だった。ひとことで言うと、自信を失っていた。けれども、振り返ると悪いことばかりではない。なにもかもうまくいかないと思っていたときに読んでみた本がきっかけで考え方が前向きになった。本を読む習慣も身についた。いろいろと厳しいことを言われる状況にいたけれど、それがきっかけでひとつのものにこだわりを持つ力や、粘り強さがついた。自分が案外負けず嫌いなことを知った。精神年齢がちょっと上がったのか、感情のざわつきが穏やかになった。とは言え、負荷の高い生活は半年ぐらいが限界で、だんだんと何もしていないのに涙が出るとか、胃が痛むとか、食べ物の味がわからなくなったりした。夏ぐらいだったかな。

いまは、とても幸福に過ごしている。けれど、かつての自分だったら今の状況に感謝することはできなかっただろう。自分が弱ることで、人の優しさや痛みがわかるようになり感じ方が変わったのだと思う。自分自身も、少しは人に優しくできるようになった。この25歳のこの半年のことは、思い出しただけでも悲しい気持ちになる。けれど、この半年があったからこそ、素敵な生き方に出会えることができた。(あと、当時心配をかけてくれたみなさん、本当にありがとうございました!)


心境だけではなくて、プライベートでやっていることについてもすこし。去年に引き続き、今年もいくつかのプロジェクトに関わった。プログラミングを教えたり、カンファレンスのスタッフをしたり。今年はそれに加え、デザインの幅を広げるために知人から頼まれたデザインの仕事をやるようにもなった。何事にも失敗ばかりだったけれど、学んだことは計り知れない。スケジュール調整力やプロジェクト進行管理力はこの一年でずいぶんと培われたように思う。

26歳はどうしたいか

自分の価値を上げる

去年くらいからweb業界以外の人と話すようになって思うのは、世の中にはデザインとプログラムの両方できる人はあまりいないし、需要があるということ。仕事というのは「多くの人が面倒だと感じているものをかわりにやる」「できる人が限られていることで、多くの人が喜ぶことする」のどちらかだと思っていて、同じ時間に対する仕事の価値が高くなるのは後者だ。今まではグラフィックデザインが苦手だからその克服方法を探していた。しかしそれよりも得意で夢中になれるプログラムのほうを伸ばしたほうが、自分の武器になるのではないかと思っている。死ぬまでにとにかく楽しいことをできるだけたくさんやりたいから、自分にしかできないことをもっと探したい。

じっくりと物事に取り組む

25歳の1年は、「様々なことをたくさんやる」ことに重点を置いていた。26歳では「ひとつのことを深堀してじっくり作り上げる」仕事をやりたいと思っている。「情報を伝えるもの」で終わらないで、「ストーリーが味わえるもの」を作れるようになりたいな。

マネジメントについて学ぶ

ここ数年で、人の世話を焼いたり尽くすことが楽しくなってきた。仕事とは別軸のことだと思っていたけれど、「サーバント型のリーダー」という概念を知ってからはすこし興味が湧いている。自分がマネージャーになるイメージは無いけれど、マネジメントについて学ぶとチームやプロジェクト運用について何かヒントが得られるのでは?と思ったので、まずは知識を得てみようと思う。

最後に

というわけで、よければマネジメントについての本などをください!
アマゾンの欲しいものリストです。