予定を入れないGWは初めてだ。

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GWや長期休みというとついつい予定を詰め込んじゃう性分のようで…。せっかくの貴重な長い休みなのだから遊ばないと損したような気持ちになっちゃうというか。そういうわけでこれまでは毎年おでかけしていたんだけれど今年はずっと家にいる。今年は三、四月とふらふらしてたからか、あまり特別な感じがしなかったんだよな。(この感覚は去年の誕生日にもあった。)

昨日は大学の同級生たちと会った。前々から予定していたわけではなく、前日の夜に「明日ごはんでも食べる?」くらいのノリで集まる感じ。予定がないから集まれる感じ。それも昼間になんとなく集合してわたしはPC作業しててほかの二人はコンペのブレストしてるっていう。もうすぐ出会って十年になるねー、なんて言ってる。さいきんの新しいトピックとしては、ずっと大阪に住んでた友人が京都に引っ越してくるという。京都の大学にはずっと実家から通っていたのに、卒業して数年してから初めて住むっていうのがすごくいい。人数が多いタイプのシェアハウスというのも良かったな。海辺みたいな雰囲気の漂う屋上リビングがあって、ごはんまでついてるらしい。いつの日か遊びに行けるかな。

さいきんは着物に靴を合わせている

四月は二回着物を着た。お花見と友人の結婚パーティと。さいきん始めてみた試みとして、着物に靴を合わせている。

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これはお花見の日。ちょうどいい色合いの緑の縦縞。祖母のお下がりだけれど、なかなかのモダンさで気に入っている。


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この日は長めに歩いたから靴でよかった。草履だとなかなか一時間近くは歩けない。着物のデメリットとして長時間歩けないことがあったけれど、これならいいな。着物はもう少し短めに着付けたほうがいいかもね。

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こっちは友人の結婚パーティ。ちょっとカメラを向けると、靴に夕日が映ったのがとってもキュートだった。つやのある靴はうれしい。

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黒地に水玉という色のない着物だったので、重ね衿にはおめでたく赤を入れてみる。見えないけど髪飾りとリップも赤。小物ひとつでがらっと変わる。あれこれ色のバリエーションを考えられるのも着物の楽しいところ。


ヒントは卒業式などで見かける袴にブーツの着こなしから。お母さんには苦い顔をされたけれど、わたしは好きなように合わせたらいいと思っている。あくまで服なのだから。シュチュエーションは大切にしたいけどね。今回は、同年代の子たちが集まるカジュアルな場所に行くのと、柄がモダンだったから思い切って試してみた。つぎはヒールのある靴も合わせてみたいな。

ブログ名を〈ゆるりデザイン研究所〉という名前に変更しました

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長らく〈 yulily100's blog 〉というそのまんまというか、特に色のないブログ名だったんですが、〈 ゆるりデザイン研究所 〉という名前に変更します。わたしの中学校のときのあだ名が「ゆるり」だったんですけど、あらためていいなって思って。笑

気取らず、無理せず、ゆるくいこう。やわらかいお湯のような、あたたかい波のような、居心地のよい温度感みたいなものをロゴデザインには込めました。社会人になってもうすぐまる五年(!)なんですけど、わたしにはこういう過ごし方が合ってるなあと、しみじみ思っていたわけです。

「研究所」っていう名前は、なんていうかこう、日々の出来事をそのまま書くんじゃなくて、すこし実験的な気持ちで過ごせたらいいな、っていう願望です。いままでなんとなくやり過ごしていた瞬間に、名前をつけていくようなことがしたい。あとはなんとなく理系っぽい名前なのがいい。「ゆるり」っていうぼんやりしたイメージと「研究所」っていうかたいイメージが合わさっているのもちぐはぐしてていいし。


ほんとはね、デザイナーをやっていくのに「ゆるりデザイン」って屋号にしたかったんです。けどそれより先に「研究所」ができちゃった。いやいや、そのうち出しますよ、きっとね。

そんなこんなでこれからは〈 ゆるりデザイン研究所 〉をよろしくお願いしますね。URLも変わって〈 blog.yururi.design 〉になりました!

壬生をあるく

友人の事務所を訪ねるために、未知のエリアである壬生へ行く。すこし話したあとは餃子屋さんで餃子定食(小)を頼んだ。大・中・小とありごはんの量が違うのかな?と思いきや、違うのは餃子の数。もりもりと盛られたごはんに、餃子が八個。そしてスープ。味噌だれで食べるのがおいしい。素朴なカウンターからは調理の様子が一部始終伺える。具材を皮に詰める手が近い。そして奥には居住スペースがあるのが見える。いいな、こういうの。また来たいな。

大阪へ向うために西院駅へ。阪急電車の緑色のランプの電車は目の前で行ってしまった。次のを待っているが一向に来る気配がない。すこしして何か放送が入る。一度目はマイクが途切れ途切れでよく聞こえなかった。二度目に「摂津駅での車両点検のため運転を見合わせています」と聞こえる。あらら、逃しちゃったのが最後だったか。十分ほどぼーっとしていたけれど、諦めてJRの駅まで歩くことにした。

JR丹波口駅までは二十分ほど。なにもない道で踏切のようなカンカンカンという音がする。お隣の自転車のお姉さんが止まっていたのでわたしも止まった。すこしすると目の前を路面電車が横切った。それからまたすこし歩いて、なんとなく目についた踏切を渡ったのが大正解。小さな商店街のようなところに出た。アーケードではないが、大きな屋根というか、テントのようなものがついていた。個人の店が並ぶ。お肉屋さんと豆腐屋さんが二件ずつあったのはなぜだろう。バーのない踏切も、屋根式の商店街も、はじめて見た風景だった。

電車を逃しちゃったのは残念だけど、新しい景色を見るのはわるくない。余白のある日々はいいものだ。夫には大阪のおみやげに〈551の豚まん〉と〈りくろーおじさんのチーズケーキ〉を買って帰りました。「溶ける〜!」って言って喜んでた。

日曜夜のコーヒーと本

週末の夜にだけオープンするコーヒー屋。きょうはコーヒー酒があるというのでそれを飲んでいた。茶色い液体がとろりとしていて、口当たりに甘い。いくらでも飲めてしまいそうな危うさ。これはいいな、また飲みたいな。コーヒー屋さんなのにコーヒーを頼まないまま出てきちゃった。夜眠れなくなりそうなんだもの。次は序盤に頼むことにしよう。

このコーヒー屋というのは、同僚がやっている。趣味なのかなんなのかはよくわかってない。週末の夜にだけお店を開けている。個人のお店としてはすこし広い店内の、微妙にあいた距離の中ぼーっと本を読んでいた。会話をするべきなのかというじりじりとした緊張感。読んだのは穂村弘の「世界音痴」。さいきんなくなっていた書きたい気持ちがすこしだけ潤った気がする。出してばかりでもダメだね。バランスが大事なんだな。

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

おもしろがる人

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すこし前に尊敬している人たちと三日間一緒に過ごしてきたんですけど、やっぱりすごかった。同じ車に乗り、同じごはんを食べて、同じボードゲームをして寝たはずなのにな。次の日、わたしが布団でうだうだしている間に、美しい雪の世界を味わっていたようだった。みんなで食べる朝食のときにその話を聞いた。自分と同じリズムで生活していたはずなのに、良いものをたくさん吸収している。それも努力ではなくて、おそらく好奇心。すごいひとは「おもしろがる」力が強いのでしょう。どうすれば、寒さも面倒臭さも跳ね除けるくらいに、ものごとをおもしろがれるんだろうか。さいきんは身近な人から学ぶことが多い。

料理動画で毎日がちょっと楽しくなった

我が家の二〇一八年の最初のブームはお料理のようです。と言ってもここ数日の話なんだけど…。会社から帰ってきて、わたしが何か作る間に夫も何か作る。するとあら不思議、自分が作ったのとは別のもう一品ができているんです。当たり前のこと言ってるみたいだけど、ちょっと違うんだな。たとえば二人で手分けしてこの二品を作ります!とかだったら、片方は切る係、もう片方は炒める係になる。そうすると二品分の段取りについて気を使わないといけない。それから、どちらか一人が指示を出す形になって、もう一人はお手伝いになってしまう。効率的でいいのだけれど、どうしても相手のことが気になってしまうし、達成感が得られにくい。

それが、一人一品だと、一つのことに気にかけている間にもう一品が出来上がってる。これ、なんだか魔法みたいじゃないですか? (気にかけることに力を使いすぎ、ってのもある)そんな感じで、わたしがオムレツを作っている間に夫はお味噌汁を作ってくれている。おかずが二つあると見た目にも嬉しいね。一日の終わりのささやかな楽しみ。


料理をするようになったきっかけはいくつかあるんだけど…。その一つに、料理動画アプリというものがある。〈クラシル〉というのを使っているんだけど、これがかなり良い。料理というと、味を舌で覚える職人技か、はたまた1gの誤差も許さない理科の実験か。なんだか失敗してはいけないような気難しいものと思っていたけれど、動画を見てると、このくらいふんわりした気持ちでもできるんだ、と思えてくる。あまり料理に慣れていない夫が「これなら作れそう!」と言って何かやり始めたりする。レシピのクオリティが安定していて失敗しないところ、レシピの数が多すぎないところ、なんか難しそうな具材を使っていないところ、ボウルに【★】を加えます、なんて書いてないところ、料理の行程を俯瞰しやすいところ、などなど、良いなあと思うところがたくさんある。それをぜんぶまとめて、わたしたちの日常に楽しい時間が増えた、というのが、なんというかとにかく素敵だな、って、同じサービス開発者としては思うわけです。

わたしはわたしなりの人生をおくるんだ


アラジンのトースターで焼くおもち。表面がぱりぱりでおいしい。この正月は、こどものころ母親が焼いてくれたのを思い出してた。そして、十二月から始まったわたしの冬休みは今日で終わりのようです。十七連休、長いようで短かったな。明日から仕事が始まるわけですが…。今年は、わたしなりに過ごせたらいいな、なんて思っています。苦手なものに正直になりたい。いや、苦手なものはすでに避けてるんだけど、苦手だけどためになりそうなものに対して。ためになるってなんだろう?って考えながら。

このあいだ祖母に会ったんだけど、自分の価値観をしっかり持っている姿が素敵だった。楽しいことばかりではない人生だったんだろうけど、祖母は祖母なりの人生をおくっていた。さいきんは祖母の話を聞くだけで泣いてしまう。


さいごに、具体的な抱負もすこし。近々このブログをリニューアルしようと思っています。ブログ名とURLも変える予定。リニューアル後も、どうぞよろしくね。

わたしとピンクについて。

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化粧品を買いました。PAUL & JOEのうるおう下地です。ほのかなピンクにつや消しのガラス。ぷっくりとしたかわいらしさ。化粧品ってかわいいものなんだな。デパートで売ってるコスメってふしぎな恍惚感がある。お化粧できる道具ではなくて、かわいいものにうっとりする瞬間を買っているのかな。それを使って自分まで小綺麗になれるのもいい。さいきんになって化粧品に対する向き合い方がわかってきた気がする。そこまで夢中になれない自分に負い目を感じたりしてたんだけど、まあいいかなって。ときめくものを買って、幸せになれるんだったらそれでいい。

今となっては考えられないけど、十八歳くらいの頃はこういうかわいらしいものが大好きでよく身に着けていた。ピンクのケータイとか、白くてもこもこした上着とか。ひらひらしたワンピースが好きだった(笑)けどいつからか、恥ずかしく感じるようになりました。なんでだろうな。身につけるのに躊躇するというか。かわいらしいのが逆に野暮ったく感じるというか。年をとると身につけられなくなる色。ピンクってかわいそう。けど、こういうものが好きな気持ちはずーっとあって、いまこうして化粧品として所持できるのが嬉しい。


語りたくなる色っていうが存在するのはふしぎだよね。「わたしと青について。」なんて、書ける気がしないもん。たくさんある色のなかのひとつではなくて、独特の意味合いを持っているというか。というのを、こないだインターネットで読んで思ったんだった。

scarletandjune.com

フィルムカメラの思い出

こないだの五日間の旅で、夫がカメラを忘れたのに気がついたのは電車に乗ってからだった。内心残念に思うわたし。旅先で写真を撮ってもらうのが好きだったから。そこで夫は〈写ルンです〉を思いついた。高校の卒業式なんかに使っていた、あいつである。尾道のコンビニで売られているのを見つけて嬉しそうだった。「チャンスはピンチ!」なんて言ってのが可笑しかった。

しばらくして、現像が出来上がったものを見せてもらった。驚いた、これがめちゃくちゃいい。淡い色合いにざらざらとした質感。すこし大げさにも見える陰影が、目で見たものそのままな感じがして…。実際の思い出よりも「思い出っぽい」。なんなんだ、フィルム。こんなに味わい深いものだったなんて。

そして、最近ではデータまでもらえるそうで。こちらもすかさずGoogleフォトの共有アルバムに追加してくれた。なんだかあれだな。レコードみたい。モノとして持てる満足感とデータとして残せる安心感。すごいな、写ルンです。いいとこ取りだ。


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早朝に尾道から出発して、まだ暗い

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阿蘇スカイラインは、夢みたいな風景だった

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この尾根沿いを、走ってきたらしい