2017年の映画と本

映画

愛のむきだし

愛のむきだし

4時間あったとは思えない爽快感。しびれる、という表現がとても良く似合う。叫んでる満島ひかりさん、男!死ね!って言って殴る満島ひかりさん、セーラー服で踊る満島ひかりさん、どれも最高。ゆらゆら帝国の「美しい」のイントロがまたかっこいいんだよな。


パッチギ!

パッチギ!

1968年の京都が舞台。ザ・フォーク・クルセダーズの音楽が全編に渡って流れる。映画「この世界の片隅に」を見たあとだったので「悲しくてやりきれない」が身に染みた。今はないけど高校時代(2007年くらい)にはあったピンク映画館が写っていて懐かしかった。京大西部講堂での学生運動のシーンがあったりして、近所に住んでるじーちゃんはこの時代の京都に生きていたんだな、て思うと感慨深かった。

断片的なものの社会学

断片的なものの社会学

愛おしい一冊。マイノリティの対義語はマジョリティではなくて、「自分がマジョリティであることを意識したことのない人」なんだな。2017年はこの本に出会えてよかった。


たとえる技術

たとえる技術

大好き!せきしろさん。文章ってやっぱりおもしろいものだよな。日常にある何でもないことの捉え方が変わってくる。kindleで読んだけど、良すぎて紙も買いました。


ナンセンス・カタログ (ちくま文庫)

ナンセンス・カタログ (ちくま文庫)

これもまた日常のあらゆるものに対する捉え方が変わってきてすてきだ。身近なものを観察したくなる。


弟の夫(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

弟の夫(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

これだけ漫画です。知らないことを知るに対話するしかないんだな、とあらためて思った。愛おしいので紙で買って置いておきたいな。