海と山を渡って。

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自転車と青春18きっぷを持って、電車に乗った。尾道からスタートして、道後、別府、阿蘇へと渡った。お湯をたくさん浴びた。なんだか日常に疲れているような気がしていたけど、そんなことはどうでもよくなった。尾道から島が幾重にも重なって見えるのと、伯方島の海の色と、八幡浜の緑色のクレヨンで描いたような山と、阿蘇スカイラインの夢みたいな風景。すてきだった。あれはいいね。海と山の町。

クリスマスに出発したのに、京都に帰ってくるとあたり一面が年の瀬の様子。道行く人々がキラキラと「良いお年を!」なんて叫んでる。四条河原町で自転車を組み立てていると大学の友人にたまたま会って、家を買った!と報告されたのも可笑しかった。家につくと、すっごく散らかっていて気持ちが沈んでいることに気がついた。そうか、わたしは家の整っていなさに落ち込んでいたんだな。今日は一日部屋の片付けをした。

ところで、「良いお年を」ってどういう意味なんでしょう。今年の残りの時間をすてきに過ごしてね、ってことなのか。それとも来年一年すてきになりますように、ということなのか。よくわかっていないけど、なんだか祈りのことばのようで好きなんだな。