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タイでゆったり過ごした4日間

日常 GR

四条烏丸の西にあるパクチーで食事をしていると、タイへの旅のポスターが目に入る。冗談交じりに「行く?」なんて言いながら、手持ちのあいふぉんで「タイ 旅行」と調べると、雨季の明けた11月が過ごしやすい、という情報が手に入った。それでは、ということで、三ヶ月後の飛行機とホテルを取った。タイは暑くて開放的な都市だった。人々はずいぶんと気楽に過ごしているように感じた。ごはんがおいしかった。



空港に着くとさっそく「タクシーヤスイヨ!」なんて話しかけられるが、目を合わせないようにする。ホテルで荷物を預けて、さっそく歩き始める。現地の人たちが使うバスは乗るのも降りるのも難しい。結局間違ったところで降りてしまったけど、思いがけずチャオプラヤー川を掛かる橋を渡ることができて楽しかった。






タイのごちゃごちゃしたところを抜けて、ベタにワット・ポーを観光する。いつだってそうだけど、どこに行ってもネコばっかり撮っちゃうんだよね。チャオプラヤー川を渡すエクスプレスボートに乗って行った場所は、ガイドブックにはあまり乗らないような場所。観光地もいいけど、現地の人の生活が感じられるのは愛おしい。日本では見たこともないようなお寿司の屋台にケラケラ笑いながら歩いた。



ホテルにチェックインすると、バースデーケーキが置かれていた。わたしの誕生月だったから? こういうサプライズを経験するのは初めてで、とても感動した。夜にはスパークリングワインのサービスが置かれていたんだけど、クタクタで飲めなかったんだよね…。



次の日は早朝からバスに揺られてサメット島という島へ。長いバス移動の疲れも、フェリー乗り場から見える青い海を見ると吹き飛んだ。海を見ながら食べるグリーンカレーは、ひょっとすると4日間で一番おいしかったかもね。



タイではなぜか、あちこちで犬を見かける。放し飼いなのか野良犬なのかわからないけど、この日もこれでもか!というくらい見かけた。寝てるところに近寄ると目が合ったりする。




サメット島のビーチはのんびりとしている。欧米人の観光客がほとんど。ちょっと海に入ったり、ビーチを散歩したり、パラソルの下でゴロゴロして過ごした。ゆっくりとした時間が流れていた。



帰りのバスがバンコクについたころにはもうヘトヘト。日焼けも痛い。遅い時間でレストランは閉まり始めていた。途方にくれながら「ここでいいか」と食べた屋台のパッタイ、すごくおいしかった。コンビニの前の路上にででんと椅子とテーブルが置かれていて、なにかのスポーツ帰りの少年たちや、いまから遊びに繰り出すお姉さんたちを横目に食べた。



鉄道に乗って向かったのはアユタヤ。駅で電車が止まって、ホームらしいものが見当たらなくて戸惑ったけど、どうやらそこそこの高さから飛び降りるのが正しかった。鉄道は時間がかかるけれど、車窓から見える景色も含めて楽しい。






寺院を見て回った。当たり前だけど寺院を取り巻くようにお店や家があって、そこで暮らしている人がいる。犬はこんなところでも眠っている。



レンタサイクルには「警視庁 杉並」の文字。こんなところまで来ちゃってね。



帰りはロット・トゥーという乗り物に乗る。マイクロバスのようなミニバンのような乗り物なんだけど、内装がデコラティブで変な感じ。鉄道よりも早くて狭い。この日はトンロー駅のほうを歩いた。





最後の日は、現地ツアーに申し込んでダムヌンサドゥアック水上マーケットへ。手漕ぎのボートを漕ぐのはだいたいおばちゃん。マッドマックス的世界観の暴力みたいな駆動付きボートは若い男の人が操縦することが多かったかな。ベタだけど、巨大なヘビを肩に巻いたりゾウの背中に乗ってゲラゲラと笑った。



そんなこんなで、最後にはスカイトレインに乗った。切符はなくて、磁気のカード。渋滞にヒヤヒヤしながらも空港まではタクシーでスムーズに移動できた。言葉が通じなくて困ったこともあったけど、ごはんが美味しくてとにかくサイコー。タイの人はニコニコしている人が多くて、そこまできっちりしすぎないところが心地良かった。帰国して数日後、旅行の打ち上げと称して行ったのはもちろん四条のパクチーシンハーを片手に、パッタイグリーンカレーを食べながらタイのことを思い出していた。