ベッドタウンで育ったからこそ、商店街のコミュニケーションが新しい

大学入学当初からずーっと気になっていた出町桝形商店街。
「食べ歩きミニツアー」というイベントを見つけたので、ふわふわと行ってみました。



まずは大正時代の出町の地図を渡され、簡単に出町の歴史を教えてもらいました。
福井県や大原などで取れた海産物や野菜が京都の街中に入るのに、必ず出町を通っていたので栄えていたのだとか。(都のはずれだけど)
鯖街道の終点は出町なのがなぜか、あまり考えたことなかったけどそういう理由だったのね。
初めて知ることに驚いているところで、箸を渡されてツアーがスタートする。


ひとつめのお店は鳥扇さん。全然知らなかったのですが、京都では鶏肉屋さんとお肉屋さんは別なんですね。ここは、鶏肉屋さんです。
胸肉のからあげをいただきました。朝引と言って、その日の朝に絞めた鶏肉だそうです。
店のおじさんによると、丹波で朝4時に絞められたものだとか。


次はつけもの屋の「出町なかにし」さん。
つけものを一通り試食させてもらっておいしかった〜! 聖護院かぶらと白菜が特においしかった!
どのつけものも、野菜の味がして甘かった。
お店のばあちゃんと話せたのもよかった〜!


出町桝形商店街はアニメのロケ地になっているそうで、
このサバもアニメに出てくるのだとか。
飛び出し小僧もアニメキャラ仕様だった!


マツヤ食料品店でようかんの試食をしたあとはお豆腐屋さんの「いづもや」へ。
揚げ出し豆腐が激ウマー!目の前で揚げてる様子が見れます。
昔ながらの、水にされされている様子が新鮮でおもしろかった。


最後は、イノシシ肉を出しているお肉屋さん「改進亭」へ。
商店街を出て、寺町通り沿いにあるお店です。
ここでは生ハムを試食。何もつけなくてもめちゃくちゃおいしかった…!


という感じで、あっと言う間の1時間半でした。
なんと、こんなに試食しておなかいっぱいになって500円でした!
普段は日中仕事だし、どんな店があるかも知らなくてなかなか近寄れなかったのだけれど、よいきっかけになりました。
わたしはマンションが並ぶような商店街とは無縁の場所で育ったのもあり、店の人があれこれ教えてくれるのがとっても新鮮だった。
ちょっとした買い物でも、誰かと話すことができるのは楽しいですね。
また土日に買いに来たいなあ…。近くにあるのに、どうして今まで気がつかなかったのだろうか!