離れた場所でもゆるく繋がる「リモート部活」とは?

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この記事ははてなスタッフアドベントカレンダー2015の12月08日の記事です。
参考:はてなスタッフアドベントカレンダー2015 - はてなスタッフアドベントカレンダー

初めての方はこんにちは、id:yulily100です。はてなブックマークチームでデザイナーをしている社会人2年目です。最近は朝のランニングが習慣になっています。なぜ続けられているのかというと、社内の「ランニング部」のおかげだと思っています。
企業によっては「会社公認の部活動がある」という話をときどき耳にすることがあります。終業後に集まってフットサルをしたり、バンド活動をしたりするアレですね。はてなのランニング部では、皆で集まって何かすることはありません(今のところは)。あるのはSlackの「#running」チャンネルただそれだけです。これだけ書くと「じゃあいったいどういう活動をしてるの?」という感じなので、もう少し詳細をご紹介しますね。


この #running チャンネルでは、ひとつだけ特別なことをしています。それはStravaというランニングのログが取れるアプリで計測した個人の記録をRSSフィードとして流しているところです。誰かが走ると、その距離、ペース、時間、ルートといった情報がチャンネルに自動的に流れます。その情報を見て、「この人今朝15kmも走ってる!」とか「この人のペースは相変わらずすごいなあ!」なんて、わいわいとSlack上で会話します。


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わたしが個人的におもしろいなあと思っているのは、メンバーが同じ場所にいないことですね。はてなでは、京都・東京の二拠点に加え、仙台や名古屋の自宅でリモートワークをされている方がいます。ランニング部では、それぞれの走りやすいコース・時間を使って、マイペースに走る。けれどそのログはみんなで見ることができるし、Stravaで「スゴイ!」を付け合ったりします。
ときどき、特に打ち合わせはしなくても朝の出社前に同じタイミングで走っていることがあります(ログを見てあとから気がつくんですが)。それを見て「リモート朝練だ!」なんて少し嬉しくなります。ときどき仙台の方が、ランニング中に撮った森の写真を添えてくれることがあります。それを見るのもとっても楽しみです。京都から遥か遠く離れた場所ではあるけれど、なんとなくその場にいるような気持ちになれますね。
それからSlackでは「初フルマラソン完走しました!」のように成果を報告したり、「ランニングウォッチはどういうものを選べばいいか?」のように軽い相談もしています。離れてはいるけど、喜ぶときはみんなで喜ぶし、励ますときはみんなで励まし合います。


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いかがでしたか。はてなのランニング部は、好きな場所、好きなタイミングに自分のペースで活動して、楽しいことやがんばったことは皆で共有する、ゆるーい繋がりです。
わたしは、Slackに流れてくるのを見るたびに、「みんな頑張っているし、明日もがんばろう!」と励まされます。これが長続きの秘訣だと思っています。
わたしは「部活」というと、「ひとつの場所に集まって何かをすること」だと思っていました。しかし、離れていても楽しむ方法はいくらでもあります。リモートワークが話題になって久しいですが、仕事だけでなく趣味もリモートでできれば、暮らし方の幅はぐんと広がりそうですね。

明日は id:index_html さんです!