4年間で変わったこと、変わらないこと

4年前、というと、わたしは大学3年生の21歳でした。
今ではwebやアプリのUIデザインをしていますが、このころはプロダクトデザインを勉強していました。HTMLやCSSはおろか、Photoshopの使い方すら知らなかった。インターネットをするにしても、スマホtwitterを少々。長期休みになると1ヶ月間パソコンを開かないなんて当たり前。そんな大学生でした。

じゃあプロダクトデザインそんな好きだったの?って聞かれると、それは全然でしたね。
「身の回りの使いづらいものを良くしたい」と思ってデザインが学べる大学を選んだけれど、プロダクトデザイン自体は好きになれなかった。形の美しさ自体には興味が湧かなかった。
好きで入学したはずなのにどうしても好きになれない。好きになれないから大学の課題にも身が入らない。自分が作った不恰好な作品を見るたびにつらくて、デザインはやめようと思っていました。

唯一好きだったのがUIデザインの授業。「誰のためのデザイン?」を教科書に使っていました。4口ガスコンロの操作用ツマミとガス口はどのように対応付けされていると使いやすいか? みたいな内容だった気がします。あまり覚えてないんだけどね。
それで、わたしがやりたかったのはUIデザインなんじゃないかって思った。

それから間もなくしてwebデザインをやり始めた。2011年、わたしたちが一番身近に使うインターフェースは間違いなくスマホの中の画面だって思っていたので、それができそうな業界へ。
けっきょく1年留年してしまったけど、webの会社に入ることもできました。



そんなこんなで4年前はデザインをやめようと思っていたけど、いまこうしてデザインの仕事をしています。
仕事でデザインに触れるたびにどんどん好きになる。新しいことを知るたびに楽しいって思う。
あのとき、変わることができてよかった。「身の回りの使いづらいものを良くしたい」っていう気持ちは変わらない。




はてなブログ4周年キャンペーンのお題「4年間で変わったこと、変わらないこと」でした。