とっておきのレシピ

久しぶりに料理をした。キッチンが狭いとか、具材を余らせてしまうとか、そんな理由でいまはほとんど料理をしない。けど、料理が嫌いなわけではなくて。時間を持て余していた学生時代は、よく何か作っていた。卵と鶏肉と玉ねぎっていう組み合わせは最高だね。とりあえずこの3種類があれば、何かしらができる。非常に汎用性の高い食材。それからめんつゆとみりんと砂糖もあると良いね。甘辛いダシの味付けができたら、それっぽいものにはなるもんね。そんなこんなで、よく作ったのは親子丼だ。

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いろんなレシピを見たけど、自分流にアレンジしたものがいちばんいい。そんな特別なことはしてないんだけど。ちょっとだけ紹介しよう。

玉ねぎと鳥もも肉を炒めて、フライパンが少しだけ浸る量のつゆとみりんを入れる。つゆとみりんは同量ね。ついつい、ひたひたになるくらい入れたくなるんだけど、少な目のがいい。それから、ちょっとだけ煮詰める。フライパンの底がうっすら見えるくらいに水分を飛ばす。鶏肉とたまねぎが色付いてきたところで、2回にわけて溶き卵を入れる。最初に半分をまわし入れる。ここで決して、混ぜてはいけない。
ぐつぐつとしてきたら、最後の半分をまわし入れてすぐに火を止める。余熱で、ちょうどいいとろとろ具合になる。
盛り付けも大事。スプーンとか箸で盛り付けると、形が崩れてしまう。わたしはヘラを使って、そーっと移し置く。ほかほかのごはんの上に綺麗に並べられたら完成。

どこで食べるよりも、自分が作ったものが好きだ。自分の好みの味になるように作ってるから、当たり前だけど。最初のつゆは少なめにするとか、卵をフライパンで混ぜてはいけないとかは、何度も失敗することでわかってきた。こんな簡単な親子丼でさえ、試行錯誤しないと思っているものはできない。もっと難しいレシピになったらどうなるんだろうね。料理っていうのは、奥が深い。それこそ日常なんてのは、料理よりも複雑で、わけがわからなくなってくる。