年を取る

さいきんは、言葉について興味がある。


話し言葉じゃなくて、書き言葉。いままさにブログに書いているような言葉。今までわたしは、書き言葉なんて誰が綴ってもそこまで変わらないと思っていた。多少のうまいへたはあったとしても。文章のうまいひと=読みやすい文章を書けるひと、って、そんなふうに思っていた。

文章について気になり始めたのは、たぶん8月の五山の送り火の日だったと思う。恵文社に置かれていた俳句の詩集をペラペラとめくっていたら、そこに書かれていた言葉になんだか引き込まれたようになってしまった。衝撃的で、夢中でページをめくってしまった。わたしは一目惚れってしたことないんだけど、あるとしたらこんな感じかもしれない。...文章に対してなんだけど。

たまに、今のこの気持ちを、文章にして他人に伝えられたらなって思うことがある。例えば夜に三条大橋を渡っていると、鴨川沿いに先斗町のお店のオレンジ色のあかりがずらーって並ぶのが見える。それを見てわたしはなんだかたまらない気持ちになるのだけれど、そのたまらなさを言葉にすることができない。すごくもどかしい。文章を書くのが上手なひとなら、きっとこのたまらなさをおしゃれな言葉で表すことができるのになあと思う。そしてさっきの詩集を思い出す。言葉とは何なんだろう。どうしたらすてきな言葉が書けるのだろうか。


なぜいきなりこういうことを書き始めたのかというと、今日、年を取るからだ。今年一年を振り返ってみて、何が一番変わったかなあと思うと、言葉に対しての興味だと思う。大学を卒業して、はじめて社会人として働き始めた年なんだからもっとなんかあるだろって感じなんだけど。

もっとも、わたしには残念ながら書き言葉のセンスはなさそうなんだけど。けど、好きなことが増えるのは嬉しい。あの詩集に出会えてよかったな、と思う。


24歳の目標も書いておこう。一年後に振り返られるように。

  • 本(特に小説)を読む。週に1冊くらい読めたらいいのではないか。
  • 最近書くことから遠ざかっていたので、日記を週に1度くらいは書きたい。
  • 何かグラフィック的なものをひとつ作る。
  • 引き続き何かしらイベント主催したい。

特に本は、今あまり読めていないからなんとかしたいな。
わたしに関わって下さっている皆様、これから関わるかもしれない皆様、今後ともよろしくおねがいします。

あと、アマゾンほしいものリストも貼っておきます。