肩書き

webサービスのデザイナー、肩書きというか職業を一言で説明するの難しいように思う


まあ、webサービスのデザイナーなのだから普通にwebデザイナーでいいとは思うのだけれど、世間一般でいう「webデザイナー」といえば

  • ホームページ作る
  • クライアントワーク
  • お客さんからの要望を聞いて何度も修正する
  • 納期
  • キツイ

というふうに思ってる人もいるのではと思う。というか何年か前まではそういう風に思ってた。

でもwebサービスのデザイナーが実際やるのは、webページの見た目のデザインはもちろんのことスマートフォンアプリのデザインもするし、HTMLやCSSも書くし、「こういう機能どうですか」みたいな提案もするし、時にはアナリティクスの数字を見てユーザー数が減ってないかとかも見るし、グロースハック的なことや広告最適化の補助をすることもある。

グラフィックツールでwebページの見た目を作るという点ではグラフィックデザイナーであるし、webサービスという人が実際に使う「モノ」を作るという点ではプロダクトデザイナーでありUIデザイナーであるし、インターネットで見れるものを作っているという点ではwebデザイナーでもあるし、さらに提案とか解析とか言い出すとキリがない。


だから「webデザイナーです」と言のは、指しているものが若干違うのではないかと思う


今はやりの言葉でいうとUX( ユーザーエクスペリエンス )デザイナーっていうのが、言葉の指すものとしては一番しっくりくるのかもしれない。
けどユーザーのことを考えてユーザーのために何かするというのはデザイナーに限ったことではなくて、チームで一丸となってするものだと思う。
ユーザーに最高の体験をさせてあげたいと思っている点ではプロデューサーも、ディレクターも、エンジニアも、企画も、編集も、営業も、ユーザーサポートも、総じてUXデザイナーである
webサービスの会社で仕事をする時点でユーザーのことを考えるのは当たり前なのだから、わざわざUXデザイナーですって言う必要ない気がする





そんなわけで大学生時代は「webデザイナーになりたい!」とか「UI/UXデザインやりたい!」とか臆することなく言ってたわけだけれども、実際webサービスの会社に就職してみると「デザイナーやってます」としか言わないようになった